
当店の「米こうじ」は、甘酒作りに最適です。特に田河東洋男商店の「米こうじ」を使用すれば、砂糖不使用でありながら糖度36度の甘酒を作ることができます。これは市販のジャムと同じくらいの甘さで、驚くほど濃厚です。十分に甘酒に仕込むと、少しキャ色がかりますが、これは糖分が多く、それが空気中の酸素と反応して、焦がしキャラメルのように色がついたもので、当分のおおさを物語ます。
米こうじを使った甘酒は、「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養価が高く、健康と美容に良い影響をもたらします。九州・熊本で作られた高品質な米こうじを使用することで、さらにその効果を実感できます。
田河東洋男商店の「米こうじ」は、当店の伝統技術を活かし、大正時代から続く石造の発酵室(「室」むろと言います)で丁寧に仕込みを行っています。170年以上の歴史を誇る田河東洋男商店は、地域に根ざした米こうじ、麦こうじ、味噌の製造を続けています。
田河東洋男商店の「米こうじ」は、一般的な米こうじと異なり、最後の晩に低温熟成させることで、より濃厚な甘みと豊かな風味を引き出しています。通常の米こうじ作りは二晩で行われることが多い中、三晩かけることで酵素の働きを最大限に引き出し、甘酒を作ると市販の甘酒では味わえない深いコクと甘さを楽しむことができます。
木枠に寝かせる昔からの室蓋作りには、米粒の間に酵素を蓄積する菌が繁栄し、ハゼ込み(麹菌の半内家の繁殖)も良い麹ができます。特に当店では米を布で包み込んだ保湿を丁寧に行い、さらに、三晩目に低音熟成をさけ、菌の熟成やハゼこみを徹底します。このような努力が当シル36℃の甘酒を作り出す米こうじを生み出します。